骨董市

箱崎宮にて月1ペースで開催されている骨董市へ。

某生活雑誌に取り上げられたそうで、たくさんの人でにぎわっていました。




カメラがゴロゴロ入っているダンボールをしゃがみこんで見ていると、
たまたま傍にいたご夫婦のご主人が古いカメラを集めるのが趣味だとのことで、
私が2つのカメラのどちらを買おうかしげしげ見ているところに奥様が話かけてくれました。

「古いカメラが好きなの？集めてるの？」
「主人も好きなのよ。家にね、いーっぱいあるの。古いカメラがね40個くらい。」
「何百円かで買ってきたカメラもね、写るように直すのよ、この人。」
「まー、若いお嬢さんが珍しいわね～」　（ホントはそんなに若くないんですけど…）
「安くてもちゃんと写るのあったわよね？」
「あなた、どれが良いか選んであげて下さいよ。」

奥様の私をマジマジと見つめる視線に面食らいつつ、ニコやかに相づちを打っていると
初めそれぞれ2000円だったカメラが、店主・ご夫婦・私で囲んでいるうちに「2個で3000円でいいよ」となり、ご主人が「選べないなら両方で2000円でいいってよ？（笑）」　（←言ってない）　と交渉？までしてくれたおかげでお店の方も「そりゃ、好きな人に買われていくのが一番だよ！」って結局2個で2000円にしてくれました。

お金を払おうと立ち上がるとすぐに奥様は「さようなら」とにこやかに去って行きました。
その去り際の素早さにも面食らいましたが、ご夫婦にお礼を述べて別れました。

見ず知らずの私に話しかけ、カメラを選ぶ時の豆知識など教えてくれたうえに、まるで自分が買うかのように交渉までしてくれたこのご夫婦はとてもステキでした。
そして、初めにカメラの値段を聞いたとき、「あなたが買うの？ちょっと待ってね、うーんシャッターは切れるし露出計も動くね。じゃ、2000円。」と相手次第な値段と、最終的に2個で2000円で5000円出したおつりが4000円だったので言うと「あはー！おつり多くあげるとこやったー！」と笑う店主の笑顔もステキでした。

とても楽しい骨董市でした。


こちら↓が骨董市で購入したもの。

Canon DemiとFUJICA compact 35